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私のNPO LIFE

満たされてこそ

ダメが通用しないワケをつらつらと考えてみる。
親の言うことを聞いてもらうには、はやりまずは「しっかりきいてやる」ことが基本よね。
子どもばかりではない、大人だってそうかも。

我慢ができるようになる年令には勿論個人差がある。けれどたとえ1歳の子どもでも、1歳なりに気持ちに折り合いをつけて我慢ができるんじゃないかと、私は思っている。
どうしたら?って。
基本的信頼感と言われるけれど、やはりそれでしょう。
赤ん坊が泣く、すると誰かが来てくれる。何だか分からない不安から解放してくれる。
自分はいつでも誰かに守られている、大切にされている、そう実感できるから、誰かを信頼して待つことができる。
誰か、が母親であればというのは、私の勝手な願い。母親以外でも同じようにかけがえのない人があればよい。
裏返せば、親は、子どもにそこまで望まれる存在になれるっていうこと。いつでも、全身全霊で自分を求めてくれる。そんな存在、子ども以外いないよとも思うんだ。

こう考えると、そうまでして求めてくれる存在に、私たちは何をおいても応えてあげなくちゃって、そうじゃなきゃ申し訳ないよって思うの。
だから、赤ちゃんが泣いたら「どうしたの?」と応えてあげよう。「ママ〜」って呼ばれたら「なあに?」って応えてあげよう。
それだけのこと。
それができていれば、いや、それができていないと、親の言うことなど聞いてはくれないのではないかしら?

子どもは賢い。わがままを覚えると親の弱みにつけ込んであの手この手で手こずらせる。
けれど、本当に満たされるってことを知っている子は、そんな駆け引きの必要などないことを知っているよ。大切な人を困らせることは本当の喜びをもたらさないって分かっているから。

まずはきいてあげること。
その要求が叶うか叶わないかは別の問題。思いをしっかり受け止めてあげること。
そこからしか始まらない。
とてもシンプルで、だけどとても難しいことだ。



by hatehate2004 | 2010-09-12 10:40 | 子どもに学ぶ

悩めるNPO人の日常
by hatehate2004

2015年6月より、一部カテゴリーのみ再公開します。
子どもとの日々に何かしらお役に立てれば幸いです。

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