私のNPO LIFE

メディア論(1)

 大学生になった息子が、小・中学校時代の友人と久しぶりに会い、「あの頃は(小学生時代)ホントに楽しかったなあ。」と、しみじみ話している。今では大人どうしの会話ができるようになり、小学生のころを懐かしんでいる姿に、私は思わずホッとした。
 当時、毎日学校が終わると我が家に集まり、ゲームをしたり、プラモデルやブロックで基地ごっこをしたり、クスクス笑いながらマンガを描いたり、たいてい6〜7人の子どもが集まって遊んでいた。子どもたちの居場所と化していた玄関横の応接間は、もっぱら平日は彼等のお城のようなものだった。ただし、天気の良い日は「外にでて遊びなさ〜い!」と言われ、大騒ぎすると「コラーッ!」と怒鳴り込んで来る恐いおばさんが居たけれど、毎日、毎日、飽きもせず集まっていた彼等。
 あの頃から私はテレビやビデオ、ファミコンといった電子映像メディアを中心とした遊びに嫌悪感を抱いていた。時間制限を強要してみたり、無理矢理外へ追い出すような手段をとったり、あの手この手でメディア接触を回避させようと努力を重ねていた。今にして思えば、子どもたちのことも、メディアのことも理解しておらず、肝心な事に気づいていなかったと思う。悪いのはテレビやテレビゲームの存在ではなく、そんなものでしか遊べない環境をつくり出してきた私たち(大人)自身だと。
 今、子育て中の方たちと「子どもとメディア」について一緒に考えさせてもらう機会を得て、実は息子たちが案外上手く遊んでいたことに気づいた。幼いながらも仲間たちとのルールをつくり、メディア機器を遊ぶ「道具」として使っていたのではないかと。確かに遊びの質を問われれば、実体験に勝るものはない。しかし、極端に偏ることさえなければ、楽しく遊べるツールともなる。
 またゲーム、と目くじらをたてる前に子どもたちが自ら想像力を働かせながら誰にも真似できない遊びを創りだせる、「時間・空間」を保障してやる事が大切なんだとつくづく思う。真の楽しさ、面白さ知っている子どもたちは、メディア文化に溺れることはない。
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by hatehate2004 | 2005-05-13 21:26 | メディア論

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