私のNPO LIFE

ワタクシ流メディア論(4)

〜子どもとメディアの問題は「文化」の問題〜
 8月20・21日、山陰こどものとも社主催の「中・四国こども文化セミナー」に参加した。「子どもとメディアと絵本の関係を考える二日間」に400名を超える参加者が集まっていた。参加者のほとんどは保育関係者、子どもの本に関わる人たちであるが、四名の講師による講演から、夕食後の討論会まで“とことん「子どもとメディア」にこだわる”という二日間は、この問題に取組む私たちを勇気づけ、「子どもとメディア」の問題の広がりを実感させた。
 私も「子どもとメディア」について県内各地でお話をさせてもらっているのだが、「メディア・リテラシー(読み解く力)を習得するためには、メディアにたくさん触れる(見る)必要があるのではないか」とか、「ノーテレビ運動はメディア・リテラシーの向上、メディア教育推進の取り組みと矛盾する」という意見に出会うことがある。確かにメディアとは何かを知る為には内容や構成、発信者の意図を注意深く観察することが求められる。けれど、最終的に判断するための材料や自分なりの基準というものは、自分自身が実際の体験の中で得るしかない。実体験こそがメディア・リテラシ−の土台であり、その体験の時間と機会を奪っている現在のメディア環境に気づくために有効なのがテレビを消す「ノーテレビ運動」なのではなかろうか。
 テレビを消す、という行為が家族の会話を蘇らせ、家庭という小社会を再生させる、予想もできない大いなる力を発揮するということを、実践した人だけが知っている。「子どもとメディアの問題は「文化」の問題なんです」と田澤先生(小児科医)は結ばれた。そして「公害問題」であるとも言われた。
 子どもたちとお芝居を楽しむ活動を続けてきた私たちが何故この問題に取り組むのか、それはまさに「文化」の問題であるからに他ならない。
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by hatehate2004 | 2005-09-06 21:13 | メディア論

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